家族や友人、同僚と会話していて、いいこと言うなあ、と思う瞬間がある。何気ない一言だけれど、自分とは違う人生を生きてきたからこそ出てくる言葉たち。思わずメモしちゃった、という人は、「第29回手帳大賞」(高橋書店・東京)に応募してみよう。名言大賞は賞金100万円、2025年4月30日締め切り。
名言大賞とアイデア大賞の2つの部門からなる、「コトバとアイデア」のコンテスト。思わず手帳にメモしたくなる「身近な人の名言」や、あったらいいなと思う商品の企画や使い方のアイデアを募集している。
昨年の大賞作品は「あなたはたくさんいていいのよ」という、生越寛子さん(大阪)の母親の言葉だった。初めての子育てに悩み、母であり妻でありながら、料理が下手で家事は嫌いというダメな自分を受け入れられなかった時、母親が言った言葉だ。「あなたはたくさんいていいの。どんなあなたも認めてあげなさい。ときには泣いたって、弱くたっていいの」と。どんな私も存在していていいんだ、と前向きになれた言葉だという。