ふむふむ

「東京いきもの調査団」の夏編がスタート スマホアプリを活用した市民参加型の調査

 身近な公園から山や島まで、東京の生物多様性を観察するのに最適な夏休み。スマホで撮影したさまざまな生きものを投稿して、デジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」を作る「東京いきもの調査団 2024夏編」 (東京都、バイオーム・京都市)がスタートした。アプリを活用した市民参加型の調査だ。

 東京いきもの台帳は、いつどこに、どんな生物が生息していたのかを誰もが簡単に検索し、デジタルマップ上に表示することができる専用ウェブサイト。昨年の東京いきもの調査団で集まった情報もたくさん活用されている。都内には森や里山、都市公園、干潟、サンゴ礁などさまざまな自然環境があり、多種多様な野生の生きものたちが暮らしている。見つけたらさっそく撮影し、アプリで投稿しよう。その発見が目録作りに活用される。

 アプリには、いきもの探しをゲーム感覚で楽しめるクエストという機能もある。都内で対象のいきものを見つけて投稿することで、クエストが達成できる。達成の条件はクエストごとにさまざまで、初級編から中上級者向けまで、17種のクエストが用意されている。調査は9月17日まで。