メタバース(インターネット上の仮想空間)で行う婚活支援イベントを、島根県の出雲市と雲南市が12月7日(土)に開催する。参加者は、アバターと呼ばれる自身の分身を作成し、事前に「パートナーシップ診断」を受けてイベントに参加。全異性との1対1の会話、全体への自己PRを行い、マッチングシートに回答する。実際にマッチングしたカップルは、後日、メタバース内でデートし、双方の同意により、リアルデートへと発展していく。
出雲市の縁結び定住課と雲南市うんなん暮らし推進課が主催するこの「いずも・うんなんメタ&リアル婚活」事業は、パーソルイノベーション(東京)が手掛けるメタバース婚活サービス「Mitsu-VA(ミツバ)」を活用。同社が運営事務局としてシステム提供・運営面を支援している。
対象は20~30代の独身男女で、出雲市・雲南市に在住・在勤、または、出雲市・雲南市に関心がある人。募集人数は20人(男女各10人)で、応募多数の場合には抽選となる。参加費(税込み)は、「パートナーシップ診断」付きで1000円。パートナーシップ診断は、専門家・仲人の知恵を凝縮して開発した「愛情力」を可視化した診断ツールで、スマホから5分で行える。
2024年夏に開催した同イベントの参加者からは、「顔が隠された状態で、深く知ろうとする力があるということがすごいなと思った。感じようとすることができる自分に出会えてうれしかった」「すごく良かった。いい経験ができた。パーソナルな部分、内面でマッチングするのはとても新鮮で良かった」などの評価が寄せられたという。
イベントに先駆けて、11月28日(木)20~21時にコミュニケーションセミナー・アバター設定サポートを実施。12月7日(土)14~18時のメタバース婚活イベント後、マッチングしたカップルのみ12月14日(土)19時からのアバターデートに参加。さらに、マッチングしたカップルが任意で12月21日(土)リアルデートに参加する。詳細・申し込みは、Mitsu-VAのイベント紹介ページから。
3回目の今回から、雲南市が参加。出雲市での過去2回のカップル率は約7割で、11月には1組目の成婚カップルが誕生するという。両市は、「結婚を希望される方、出雲市・雲南市に興味のある方はぜひご参加ください」と呼び掛けている。