うろこで魚を当てる「さかなかるた」を拡大展示 キラキラ感や凹凸感を特殊印刷技術で再現

　水族館や図鑑できれいな魚がいることは知っていても、うろこで魚の種類が分かるかと言われるとかなりあやしい。だからこのかるたは面白い。魚の表皮の模様や色だけで、どの魚かを当てる「さかなかるた」（千葉印刷・東京）。うろこの凹凸まで特殊な印刷で再現したかるた60種を拡大して展示する「さかなかるた展」が、静岡市のスマートアクアリウム静岡（アクアメント・神戸市）で1月31日から開催される。

触ってみるとウロコの模様や凹凸を感じる仕組みに（左）、脇にあるキャプションをめくると魚名が分かる

　魚の表皮が光を反射する時のキラキラ感や、うろこの凹凸感を特殊な印刷技術で再現したこのかるたを、4倍に拡大して展示。淡水魚や海水魚、深海魚などの60種に及ぶ多様な魚のキラめく模様と色彩が楽しめる。凹凸にそっと触れながらじっくり観察すると“うろこの世界”が体感できる企画展だ。観覧料は無料（別途入館料が必要）。開催期間は3月9日まで。

さかなかるた