ジェンダー

【働く女性~キャリアインタビュー】楽天新卒入社7年目で本部長昇進→メルカリに転職した戸田雅子さん 厳しい環境を楽しみ続けた先の景色

ビジョンは、法人に目を向けた事業の柱を増やすこと。他社と協業し、もっと日本を盛り上げたい。

――実際にメルカリに入社されていかがですか?

 会社が違えば、経営方針や文化、コミュニケーションの仕方、使う用語まで異なります。早くバリューを出さなきゃという焦りもありますが、「郷に入っては郷に従え」と言うように今は一旦その文化になじんでいく期間だと思っています。これまでは無意識に発言して伝わっていたことも、今は配慮を心がけて誰にでもわかる言葉で伝えるよう意識しています。早く事業を創る側に回りたい気持ちもありますが、得意な営業で信頼をコツコツ積み上げていこうと思っています。

――現在の働く環境の魅力を教えてください。

 まずは環境的な働きやすさがあるのは有り難いなと感じています。在宅と出社を組み合わせたハイブリットワークスタイルなのでまだわからないことも多い今は出社して近くに聞ける人がいるのは安心できます。また、風通しが良く、基本的にみんながオープンな場所(Slack)で会話をしているので、得たい情報が拾いやすいです。全社的にそれがカルチャーとして根付いているため、さまざまな情報の接続に困ることがなくスピード感のある仕事につながっているのだと思います。中途入社の社員割合が約8割と多いので、途中からジョインした人が困らないような工夫がされているなと感じます。

――日々頑張れる理由は何ですか?

 あまり頑張っている感覚がないと言うのが正直なところです。苦手なことは脱力してバランスをとっているからかなと自分では思います。私はどこのフィールドであれば自分が勝てるかよくわかっている方だと思っています。今となっては、人生で苦手なことに時間を費やすよりは、得意なことに時間を費やして、苦手な部分はチームでうまくカバーし合えばいいのかなと。そうすると良い結果につながりやすく、働いていて気持ちいい。相乗効果でチームみんながそうなるといいなというマインドで仕事しています。

――今後の展望をお聞かせください!

 自分のミッションは、法人に目を向けた事業の柱を増やして会社をさらに成長させることだと感じています。株式会社メルカリはC2Cのフリマアプリ「メルカリ」がメインで成長してきたという背景がありますが、これからは、例えば、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」 (法人のお客さまがメルカリに出店できる) であったり、メルカリ ハロ (スポットワークのサービス) を作って企業とメルカリのお客さまのマッチングをするなどまだまだメルカリのミッションに基づいて成長させられる事業が多くあると考えています。さらに次のステップでは、競合同士で争ってその業界で1番になるということではなく、全社で新しいマーケットを作り日本を盛り上げていくことに興味があります。これまでの経験を生かし、他社と協業しWin-Winとなる新しい挑戦をしていきたいです。

 ――最後に、仕事に欠かせないアイテムはありますか?

 画面が大きく見やすいiPhone ProMaxのスマートフォンです! 私は仕事とプライベートを分けない主義で、仕事も遊ぶように楽しめばいいというマインドを持っています。常に携帯しているスマホでボーダレスな生活を送っています。リモートワークも可能なので社用携帯で会議はGoogle Meetでつないでいます。コミュニケーションツールとしてSlackが入っており、スマホで仕事が完結できることが多いです。

仕事に欠かせないアイテムの「iPhone ProMax」のスマートフォン

【プロフィール】

戸田 雅子(とだ まさこ)

2014年楽天株式会社(現楽天グループ株式会社)へ新卒入社。楽天市場のECコンサルタントとして、食品ジャンル等の楽天市場に出店する店舗の営業に従事。2018年より楽天モバイルの基地局設置プロジェクトの立ち上げに参画。伝送ネットワークの構築や全国のモバイルショップを管轄する。テレビ東京の経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」に出演。2023年に法人事業の立ち上げをし、営業とマーケティングの責任者を担う。2024年11月から株式会社メルカリに入社。

※本記事は、NewMe との連携企画です。2025年2月時点の内容になります。