日本プロ野球選手会(理事長:丸 佳浩)は、選手たちによる病気の子どもとその家族の支援活動を2020年度から行っている。20年・21年シーズンは28人、22年は39人、23年・24年は40人の選手が、ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(東京)が運営する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」をサポート。昨シーズンの支援総額は1164万2千円となった。25年シーズンは、45人の選手が支援を表明した。
寄付額は、「1安打につき1万円」「1登板につき1万円」「1試合出場につき1万円」「1盗塁阻止につき1万円」「1ホームランにつき1万円」など、選手たち自身で設定した今シーズンの成績に応じた支援内容で集まる。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、自宅から遠く離れた病院に入院・通院する子どもと家族をサポートするため、病院近くに低料金(1日1人千円)で滞在できる施設。現在は国内12カ所で運営されている。設立・運営費は日本マクドナルドをはじめとした企業・団体や個人からの寄付・募金によりまかなわれる。また施設の運営には、2700人以上の地域ボランティアが携わるなど、ハウスは多くの人の善意と協力によって支えられている。
◇支援を表明した各球団の選手
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
鈴木 翔天、西口 直人、酒居 知史、鈴木 大地、渡邊 佳明、小深田 大翔、加治屋 蓮
【埼玉西武ライオンズ】
中村 剛也、杉山 遙希
【千葉ロッテマリーンズ】
石川 柊太、国吉 佑樹
【福岡ソフトバンクホークス】
中村 晃、栗原 陵矢、近藤 健介、砂川 リチャード
【オリックス・バファローズ】
若月 健矢、元 謙太、本田 圭佑
【北海道日本ハムファイターズ】
中島 卓也、河野 竜生、齋藤 友貴哉、梅林 優貴
【阪神タイガース】
坂本 誠志郎、岡留 英貴、湯浅 京己、森下 翔太
【中日ドラゴンズ】
福 敬登
【読売ジャイアンツ】
丸 佳浩、増田 陸、赤星 優志
【広島東洋カープ】
田中 広輔、坂倉 将吾、中村 健人、大瀬良 大地、塹江 敦哉
【横浜DeNAベイスターズ】
石田 健大、佐野 恵太、伊藤 光、森 敬斗、森 唯斗
【東京ヤクルトスワローズ】
小川 泰弘、山田 哲人、丸山 和郁、内山 壮真
※他1選手は氏名、支援内容ともに非公開