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東京都エリアの住み心地満足度 世田谷区の場合

 同じ東京都内でもエリアによってさまざまな特徴があり、住むとなれば生活環境として必要な要素の有無が焦点になる。東京23区の中でも人気の住宅地として知られる世田谷区についての実態調査(MEMOCO・東京)では、やはり交通の便や買いものしやすさ、治安などに多くの人が満足している様子がうかがえた。

 1月29日〜4月25日に、区内の116人にアンケート調査を実施。回答者の年代は、20代:約22%、30代:約37%、40代:約20%、50代:約14%、60代 以上:約7%。性別は、男性が約4割、女性が約6割。

 小田急線、京王線、東急田園都市線などの鉄道路線が充実しており、新宿や渋谷といった主要駅へのアクセスの良さを評価する声が多く、交通の便についての満足度は9割に近い。生活のしやすさについても「スーパーやドラッグストアが多く、生活には困らない」という意見が多数を占め、不満は1割以下。治安に至っては、不満を持つ人は6%にとどまった。

 不満度が3割を超えたのは物価。特に若い世代や家族層からは「衣食住にかかるお金が非常に高い」「食品や日用品物価は高いように感じます」という意見が見られた。もっとも「比較的価格が高めのスーパーと、安いスーパーがあり状況によって選べる」と、選択肢の多さを評価する声もあった。