昭和レトロブームなどが盛り上がる中、本物の昭和時代の駅舎を使ったカフェが2022年12月18日(日)に、小田原にオープン! 大雄山線小田原駅の旧大雄山線管理事務所を改装した「大雄山線駅舎カフェ1の1」の雰囲気やメニュー、お土産まで実食ルポで詳しく紹介します。
「街のくつろぎ待合室」がコンセプトの昭和レトロな店内
今回オープンする「大雄山線 駅舎カフェ1の1」は、伊豆箱根鉄道大雄山線小田原駅のホームに隣接した、旧大雄山線の管理事務所を改装したカフェ。小田原駅東口を出て、ちょっと歩いた場所にあり、奥まっていて隠れ家的な雰囲気です。1938年(昭和13年)に建築された当時の姿を生かした、レトロな外観が特徴。
入口を入ったところには、お持ち帰り用の「駅舎プリン」のカウンターが。お店に入ることなく、ここで注文してすぐに持ち帰れます。「駅舎プリン」については後ほど紹介。
店内に入ると、レトロモダンな空間にため息が出てしまいます。昭和初期の姿そのままの空気感で、一気にタイムスリップしたような気分になれました。とにかく、あちこちが本当に素晴らしい装飾なのです。
また、使用している食器やカトラリーも、カフェのレトロモダンな雰囲気に合わせて、探して集めてきたものだそう。駅の建物だけでなく、食器など隅々にまでこだわっているのです。
さらに、伊豆箱根鉄道本社で保存されていた、実際の電車のつり革や車内非常ボタン、運転レバー、当時の切符など、激レアな電車グッズが店内には散りばめられており、電車好きにはたまらない空間に仕上がっています。
特に注目なのが、当時の駅長さんが使っていたイスも店内で使われていること。昔からのものが生かされているのも、このカフェの特徴なのです。
笑顔の人物は、カフェの店長「山川雄大」さん。逆から読むと「大雄(川)山」という運命的な名前の持ち主の店長さんが着用している制服は、大雄山鉄道の本物の制服だそう。
地元産にこだわったフードメニュー
「大雄山線 駅舎カフェ1の1」では、地元産の食材などを使ったフードやスイーツを豊富に用意。どれもフォトジェニックなだけでなく、味もお墨付きです。まずはフードメニューの一部を紹介します。
最初に紹介するのは、地元の足柄牛を使った「三浦赤たまごと足柄牛ハンバーグ 贅沢オムバーグ」(税込1,760円)。足柄牛を使ったハンバーグは、ギュッとした食感で肉肉しい食べ応えがあります。オムレツの卵は三浦半島産の赤卵「三浦赤たまご」を使用。ボリュームもあるので、しっかり食べたいときにおすすめです!
こちらは、「足柄牛タワーバーグプレミアムプレート」(税込3,960円)。
驚きのサイズで登場したのは「三浦の赤たまご 鉄板焼ナポリタン 超もり盛り」(税込2,365円)。なんと2kgもの重さがあり、4人くらいでシェアできそうな大きさです。三浦の赤たまごの目玉焼きがトッピングしてあります。ちゃんと通常サイズもありますよ。
「焼きチーズカルボナーラ 三浦の赤たまご温玉入り 守谷のトースト付き」(税込1,375円)は、熱々の鉄板にカルボナーラを入れて、温玉とチーズを入れてこんがり焼いたメニュー。トロトロ熱々で、濃厚な味が大満足なメニューになっています。添えられた食パンは、小田原で行列のできる人気のパン屋「守谷製パン」のもの。
また、子どもが喜びそうな電車型の器に入った「お子様プレート」(税込880円)や、自慢の足柄牛ハンバーグ、鉄板焼ナポリタンやプリンなど名物料理を詰め込んだ「オリジナル駅舎弁当」(税込1,815円)も販売しています。
フォトジェニックでおいしいスイーツたち
続いてスイーツを紹介します。こちらもフードと同様、地元産の食材などを使い、見た目が映えるだけでなく、味もおいしいメニューを取りそろえています。
絶対に食べてほしいのが、「三浦赤たまご とろけるスフレパンケーキ」(税込1,650円)です。三浦赤たまごを使ったスフレは、焼き立てを提供。焼きたてふわふわのスフレはあっという間に萎んでしまうので、時間との勝負になります。
スフレがテーブルに届くと、スタッフの方がカスタードソースとバニラアイスで仕上げてくれるので、出来上がったらすぐいただきましょう。口に入れた瞬間にシュワっと溶けていく幸せをぜひ味わってください。
「守谷の食パンと三浦赤たまごのフレンチトースト」(税込935円)は、小田原で地元の人たちに長く愛されているパン屋さん「守谷製パン」の食パンを使ったフレンチトースト。アパレイユにしっかり浸かっていて、こんがり焼かれており、一口食べるととろ〜っととろける味わいです。添えられたメイプルシロップをかけてどうぞ。
「三浦赤たまご 濃厚キャラメル シフォンケーキ」(税込1,650円)
「フルーツパイ」(1個 税込600円)
「アイスチョコシェイク」(税込825円)
このほかにも、フォトジェニックなメニューがいっぱいあります。ぜひ、カフェに足を運んで確認してみてくださいね。
お土産には「駅舎プリン」をどうぞ
お土産には「駅舎プリン」がおすすめです。レトロな瓶や懸け紙、切符風のタグ、1両編成の電車に見立てた箱など、こだわりいっぱいのプリンに仕上がっています。
「カラメルプリン」「黒いビターチョコプリン」「コーヒー牛乳プリン」「クリームソーダプリン」「ミルクチョコプリン」 の5種類があり、定番の味から変わり種まで、いろいろな味のプリンを楽しめます。
イートイン用には、「黒いビターチョコプリン」に「ブラックチョコソフト」をのせた「黒いプリンソフト」(大サイズ 税込650円)もあるので、ぜひお試しを。
駅舎プリン
5種(カラメルプリン、黒いビターチョコプリン、コーヒー牛乳プリン、クリームソーダプリン、ミルクチョコプリン)
価格:1個380円(税込)~、1両編成プリンセット(3個入り)1,400円(税込)~
箱根や小田原旅行の合間に立ち寄ってみて!
小田原駅近くにオープンした「大雄山線 駅舎カフェ1の1」。地元の子どもも大人も、そして観光客も楽しめる、素敵なカフェでした。当時の面影を残したままなので、昔から近くに住んでいた人たちには懐かしさを、初めて訪れる若い人たちには新しさをもたらしてくれそうですね。
またオープンを記念して、今は使われていないレアな「硬券切符」を100枚限定で配布するそう。12月18日(日)、24日(土)、25日(日)に各日先着で30~40枚を配布予定とのことで、気になる方はスタッフに声をかけてみてくださいね。
大雄山線 駅舎カフェ1の1
オープン日:2022年12月18日(日)
住所:神奈川県小田原市栄町1-1-1
営業時間:平日11:00~19:00(L.O18:00)、土日祝 10:00~20:00 (L.O19:00)
座席数:40席
公式サイト:https://www.ekisyacafe.com
[All Photos By Kaori Simon]
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