2023年9月12日、TABIZINEは10周年を迎えました。これまで支えてくださった読者のみなさま、数々の取材先や関係者のみなさまに感謝の気持ちを込めて、さまざまな企画を展開していきます。第2弾は、TABIZINEライター有志による旅エッセイ。改めて旅というものについて考えてみたとき、浮かびあがってきたものとは?
TABIZINE10周年企画第2弾は、TABIZINEライターが自由に綴る旅エッセイ。
これまでの10年間でTABIZINEに関わってくれたライター陣は、およそ200名弱。世界一周中の人、海外在住の人、東京を拠点にあちこち飛び回る人、何百軒ものホテルに宿泊したことがある人もいれば、何千もの旅記事を書いている人も。
彼ら、彼女らを旅に駆り立てる正体は? 世界を見てきたからこそ見える世界とは? 数えきれないほどの旅の中で忘れられない瞬間とは? 日常をも新鮮に感じることができる視点とは?
そして何より、何年トラベルライターを続けても、果てることのない好奇心の源とは?
みんなの旅エッセイから、それらの答えが垣間見れるかもしれません。旅心ある人生を蒸留したようなそれぞれの想いに、どうか触れてみてください。
山口彩|地上から雲を見上げてもわからないこと
10月1日掲載『地上から雲を見上げてもわからないこと』
第1回目は、TABIZINE統括編集長 山口彩による、飛行機の窓から見る雲について。
「旅はいつも発見とワクワクに満ちていて、それは移動中の飛行機の中でさえそうなのです。発見の鋭い喜びを求めて、今日も人生を遊んでいます」
sweetsholic|人生を豊かにしてくれる。心の糧となる「旅」
10月2日掲載『人生を豊かにしてくれる。心の糧となる「旅」』
第2回目は、フランス・ボルドー在住のsweetsholicさん。
「たまたま立ち寄った上海の朝食店で、あまりのおいしさに感動したお汁粉風の「タンユエン」。都会とリゾートが混在したような独特の雰囲気と、多彩な文化に刺激を受けたクアラルンプール。シンガポール滞在中に出会った、かけがえのない友人たちー。旅を通しての思いがけない出会いや、新たな価値観との出合いは、人生をより刺激的に、より豊かにしてくれると思いませんか?」
あやみ|私にとって旅とは“自分を見つめ直す時間”
10月3日掲載『私にとって旅とは“自分を見つめ直す時間”』
第3回目は、神奈川在住のあやみさん。
「ひとり旅が好きです。26歳で初めてひとりでバリ島を訪れてから、ひとり旅の虜になりました。国内ひとり旅も好きですが、海外ひとり旅はもっと好きです。そこで、TABIZINE10周年のこの機会に、なぜこれほどまでにひとり旅が好きなのか、じっくり考えてみました」
石黒アツシ|どうしてるかなと思い出す旅先の写真|ヨルダンのペトラで
10月4日掲載『どうしてるかなと思い出す旅先の写真|ヨルダンのペトラで』
第4回目は、東京在住の石黒アツシさん。
「ワーッと楽しい旅の思い出も嬉しいけれど、ジワーッと後を引く思い出もいいものです。誰でも出かけられる旅先だとしても、ちょっとしたお出かけだとしても、自分にしかできない体験があると思います。そんな気持ちを大切にして生きていきたいと思っています。それを「旅心」というのだと思う10年でした」
ロザンベール葉|【ローマ・ナポリ・プロヴァンス】忘れられない朝食の思い出
10月5日掲載『【ローマ・ナポリ・プロヴァンス】忘れられない朝食の思い出』
第5回目は、京都在住のロザンベール葉さん。
「旅行の際、“食”は最も重要なテーマですよね。朝食、ランチ、ディナーとそれぞれに魅力がありますが、10周年に寄せての今回は、朝食にフォーカスしたいと思います。シンプルな中に、その土地の要素がたっぷり詰まっている朝食。特に忘れられない、イタリアのローマとナポリ、フランス・プロヴァンスの思い出をお届けします」
kurisencho|旅は、迷うから呼ばれる
10月6日掲載『旅は、迷うから呼ばれる』
第6回目は、東京在住のkurisenchoさん。
「私が「旅」をするきっかけになったのは、心身疲労しきったある夜、修行僧に背中を押された夢を見たことでした。「お前が行けば1001になる」と言われて、押された先は暗闇。お坊さんの謎の言葉と、不穏な行先が頭に残ったまま、ふと「1000体の千手観世音立像」で学んだ京都の寺院「三十三間堂」を思い浮かべました。……しかし、お坊さんははっきりと「1001」と言ったぞ……と不思議すぎて、なんとなく行くしかないと思い、夜行バスでそのまま京都へ向かったのです」
下村祥子|コルカタに凛と咲くーにこりとも笑わなかった少女
©︎Travel Stock / Shutterstock.com
10月7日掲載『コルカタに凛と咲くーにこりとも笑わなかった少女』
第7回目は、東京在住の下村祥子さん。
「私が「旅」をするきっかけになったのは、心身疲労しきったある夜、修行僧に背中を押された夢を見たことでした。「初めて訪れたインドでは、男女3人グループでまるで下北沢へライブにでも遊びに行くような行き当たりばったりの旅をしたのだけど、それからわずか3ヶ月後、わたしは再びインドのコルカタ(旧カルカッタ)に居た。インドへの旅は「行くのではなく呼ばれるものだ」とか言われるが、まさか自分がこんなに早く呼ばれるとは思いもしなかった」
北川菜々子 |17年前のパリの一人旅「とりあえずここで頑張ろう」
10月8日掲載『17年前のパリの一人旅「とりあえずここで頑張ろう」』
第8回目は、フランス・パリ在住の北川菜々子さん。
「今回TABIZINEの10周年企画で、どの旅のことを書こうか……色々考えました。今でこそ年に何回も旅に出ますが、根っから旅行好きという訳ではありません。どちらかというと家にいるのが好き。そんな私が一人で、それも海外に出たのが、大学4年生の冬でした。正確に言うと旅ではなくフランスに留学。それも一度も訪れたことがなかったフランスへ。その時のパリの一人旅が、改めて今振り返ってみると、私の中で一番印象に残っている旅なのです。なんてことのない旅ですが、17年前のパリの旅行の記憶を解きながら、今回のコラムを綴らせていただきます」
Chika|独特の空気と匂い。私をわくわくさせる場所
©HIROSHI H / Shutterstock.com
10月9日掲載『独特の空気と匂い。私をわくわくさせる場所』
第9回目は、編集部のChikaさん。
「その国、その土地ごとに異なる空気と匂いを感じられる空港は、いつだって私をわくわくさせてくれる。まるでパワースポットかのように、大きなエネルギーをもらえる場所です」
やまももわかめ丸|得する人になる!肉ジュバンを脱ぎ捨て自分自身を洗濯する「旅」という選択
10月10日掲載『得する人になる!肉ジュバンを脱ぎ捨て自分自身を洗濯する「旅」という選択』
第10回目は、徳島在住のやまももわかめ丸さん。
「旅は楽しいだけでなく、疲れた心を癒してくれることもあります。また、目標や夢、昔を思い出させてくれる。とくに私は旅を通して、視点や考え方まで変わることもあるということを体感しました。国内ばかりにはなりますが、これまでに足を運んだ場所から、とくに刺激を受けたスポットとともに旅の魅力について紹介します」
いわきあゆこ|旅はめんどうくさいもの
10月11日掲載『旅はめんどうくさいもの』
第11回目は、編集部のいわきあゆこさん。
「TABIZINEが10周年ということで、あらためて旅の魅力について考えてみたところ、過去のさまざまな思い出があふれてきました。知らないところへ足を踏み入れ、見たこともないものを見たり、食べたことのないものを食べたり、知らない人と話をしたり、驚きや喜びや戸惑いや不安、さまざまな感情をかき立てられる、それが旅の醍醐味。でも、それだけでないことにも気づいたのです」
TABIZINE
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