鳥取と言えば砂丘、砂丘と言えばらっきょう――。日本一の生産量を誇る鳥取県産のらっきょうを、メイン、ドリンク、スイーツなどさまざまな形で堪能できる「ようけ食べてけ!~鳥取らっきょうグルメフェア2023~」が5月31日から6月22日まで、東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2階のレストラン「ももてなし家」で開かれる。
らっきょうは水の少ない土地でも栽培できるため、鳥取県では江戸時代から作付けされていたといい、現在では「砂丘らっきょう」ブランドで全国に出荷されている。シャキシャキした歯ごたえと独特の酸っぱさが特徴だが、カレーのお供など〝脇役〟のイメージからは抜け出せていない。
そこでフェアでは「らっきょうの可能性をとことん追求した、ここでしか食べることのできないメニュー」として、らっきょう鶏南蛮(1500円)、らっきょうポテトサラダ(600円)、生らっきょうとおかかのサラダ(1000円)、らっきょうぶっかけうどん(1200円)、らっきょうサワー・ソーダ(500円)、らっきょうアイス(600円)、らっきょうゼリー(500円)などを用意した。
極め付きは、スイーツ4品を優雅なプレートに盛り付けた「らっきょうアフタヌーンティー」(4000円)。「たまり醤油(しょうゆ)漬けらっきょうのバスクチーズケーキ」にはみじん切りにしたしょうゆ漬けらっきょうが入り、「赤ワイン漬けらっきょうのチョコテリーヌ」は深みのある大人の味わいだ。それに、甘酢漬けらっきょうの汁につけたキウイがさわやかな味わいの「キウイのオープンサンド」、らっきょうが合う料理の筆頭とも言えるカレーのうまみが広がる「野菜カレーのらっきょう漬け入りケークサレ」。これらのスイーツとともに、大山の自然に囲まれて育った香り高い茶葉から抽出した紅茶が提供される。
レシピを監修した料理評論家きゃらきゃらさんは「それぞれ特徴のあるらっきょうとスイーツの意外な組み合わせ、味のマリアージュをお楽しみください」とコメント。とっとり・おかやま新橋館1階では、一般的な甘酢漬けのほか、塩漬け、ピリ辛漬け、しょうゆ漬け、ワイン漬け、梨酢漬けとさまざまな味付けのらっきょうを販売している。価格は全て税込み。