冬の山麓で日本酒にひたる 山梨県の風土が生む魅力を学ぶ滞在プログラム

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星のや富士

 酒造りの源流をたどりながら日本酒を味わう、ニッポンの冬にふさわしい旅がある。グランピングリゾート、星のや富士(星野リゾート・長野県軽井沢町)の「山麓のSAKE滞在」だ。今冬12月1日~2月29日まで開催される。仕込み水の水源をたどるショートトレッキングや酒蔵見学などを通して、味わう日本酒の魅力を丸ごと堪能できる2泊3日の滞在プログラムだ。

 山梨県は2000~3000m級の秀峰に囲まれ、複数の水系がある。山々に降り注ぐ雨や雪が地中深くまで浸透し、さまざまな地層でろ過され、適度なミネラル分を含んだ伏流水になる。これが個性豊かな日本酒の特徴を形作っている。そこでまず、富士・御坂水系に位置する笹一酒造(山梨県大月市)の仕込み水のルーツ、「母の白滝」を目指して往復約1時間のショートトレッキング。その後の酒蔵見学では、日本酒づくりのこだわりを聞き、酒母(しゅぼ)が入ったたるをかき混ぜる「櫂(かい)入れ」を体験できる。

 そして食事でももちろん、「鶏(とり)の酒鍋」や日本酒づくりに使用される酒米や酒粕を使用した「甘酒粥(がゆ)」など、存分に日本酒が楽しめる。一人8万5910円~(税・サービス料込み)宿泊料別。

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