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「重症筋無力症」に正しい知識と理解を 10月25日群馬県高崎市で市民公開講座

 脳から筋肉への指令が伝わりにくくなり、全身の筋力低下や疲れやすさ、まぶたが垂れ下がるなどの症状が起こる重症筋無力症(MG)をテーマにした市民公開講座「正しい知識が力になる。患者さんと学ぶMG」が10月25日(日)13時から、高崎ワシントンホテルプラザ(群馬県高崎市八島町)で開かれる。専門医や患者の生の声を聞き、MGの病態や最新の診療、患者の日常生活の工夫などについて、広く知ってもらおうという狙いだ。

 オンライン配信もあり、締め切りは会場参加が10月21日(水)17時(先着順・定員に達し次第、締め切り)、オンライン参加は10月23日(金)12時。いずれも参加無料。申し込みは市民公開講座2026in群馬 参加申込フォームから。

 MGは、著しい筋力低下と疲れやすさが特徴で、まぶたが垂れ下がる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」、物が二重に見える「複視」など目の症状が起こりやすい。神経と筋肉のつなぎ目が自己抗体で傷付けられ、神経からの情報が筋肉に伝わりにくくなることで、筋肉がうまく動かなくなることが分かっている。

 難病情報センターによると、2018年の全国疫学調査で患者は2万9000人余り、人口10万人当たりの有病率は23.1人。男性より女性がやや多く、発症年齢の中央値は男性60歳、女性58歳。厚労省の難病に指定されている。治療は、病気の原因である自己抗体がつくられるのを抑制したり抗体を除去したりする免疫療法のほか、神経から筋肉への信号伝達を増強する対症療法などがある。

MGの主な症状

 公開講座では、群馬大学大学院医学系研究科 脳神経内科学の池田佳生教授を座長に、国立病院機構 高崎総合医療センター 脳神経内科の平柳公利部長が「重症筋無力症の治療の進歩-過去から現在―」と題して基調講演をする。引き続き、一般社団法人「全国筋無力症友の会」の宮本恵子群馬支部長らが加わり、トークセッション「MGの“今”を話す。症状の気づきから、診察室での対話、そして日常のリアルまで」で意見交換する。

 よりよい医療を受けるためには、患者や周囲が病気に対する正しい知識を持つとともに、患者自身が自覚を持って医療に参加することが欠かせない。公開講座はMGについて学び、病気と治療についての理解を深めるのに役立ちそうだ。市民公開講座は、11月28日(土)に新潟市でも開催予定。