仕事、家事、子育てや介護。日常生活と一言でくくっても、その中身は人によってさまざま。でも“ルーティンワーク”をこなしていると自分のための時間がとれない、という悩みは共通だ。そこで、やらなきゃいけないことだけで1日が終わっている人のための一冊、『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(池田千恵著、ディスカヴァー・トゥエンティワン・東京)が発売された。
テレワークになってから特に、プライベートと仕事の境目がなくなったと感じている人は多い。作業効率を上げようとがんばってみたり、睡眠時間を削ってみたりと「時間の使い方」に気を取られることが多いが、この本はその一歩手前、「そもそも自分がやっていることが必要なことか?」から洗い直すことに目を向ける。「しなければいけないこと」と「したいこと」を見極め、不必要なことをやめ、自分の時間をどう使うか、自分なりの価値観で厳選する方法論だ。税込み1,760円。