SDGs

難民とともに、一歩前へ 誰も取り残さない未来へ向け、新プロジェクトがスタート

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 世界各地で起きている紛争や迫害で次々に生まれる難民。日本でもさまざまな形で支援が行われているが、国連UNHCR協会(東京)は、日本の企業や団体から難民支援の輪を広げていく新しいプロジェクト、「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」をスタートした。生活の中にある身近な製品やサービスを通じて、支援の輪を広げる試みだ。

 ウクライナでの紛争が3年目に入り解決の兆しが見えない中、各地で紛争や暴力が深刻化し、中東では現在も悲惨な人道危機が続いている。今はあまり報道されなくなっているシリアやアフガニスタン、スーダンなどでも状況は依然厳しく、紛争や迫害で故郷を追われた人々は世界で1億1000万人を超えるといい、日本の人口に迫る勢いだ。

 そこで、日本に住む私たちの生活の中にある製品やサービスを通じて、この問題をもっと身近に感じ、避難を強いられた人々の生活を「あといっぽ」後押しするため企業や団体と連携して、社会全体で取り組む難民支援を目指す。

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 例えば顧客や従業員が参加できる難民支援、具体的には、寄付つき商品やサービスを通じた難民支援キャンペーンやイベントの開催、社内募金や社員からの寄付金に企業からの寄付も加えて支援するマッチング寄付、難民支援をテーマにした社内勉強会やチャリティーイベントの開催などだ。

 距離的に遠くても、生活の中で世界のさまざまな地域とのつながりが身近に感じられる現代。少しでも多くの人が、平和で快適な日常を送れるようにするために、小さな力でも集めていく努力をしていきたい。