世界的にみれば、食糧難で苦しんでいる人が多い中で、われわれがふだんの生活で気を付けたいのが「食品ロス」──どれくらいの人が意識して行動しているだろうか? 天然水宅配サービスのプレミアムウォーター(東京)は、ごみゼロの日(5月30日)に向けて、「食品ロスに関する意識調査」を実施。調査は3月29日~4月4日に行い、19歳以上のプレミアムウォーター契約者3752人が回答を寄せた。
調査によると、食品ロスの認知率は98.1%にのぼり、さらに、普段から食品ロスを意識して生活している人は93.2%に達した。このように期限切れの食べ物を捨てることに対して、もったいないと思っている人が多い様子がうかがえるものの、一方で、家庭で食品ロスが発生している割合は63.8%に達した。食品ロスを意識しながらも、思うように対策ができていない人が多いようである。
食品ロスが発生していると回答した人がよく捨ててしまうものの1位は「野菜の皮や芯」(72.5%)で、7割以上に達している。以下、「傷んでしまったもの」(67.0%)、「消費期限が切れたもの」(46.7%)、「食べ残し」(41.4%)と続いた。捨ててしまう頻度が高い食材・食品として挙げられたのは、「野菜類」がダントツの85.1%。だいぶ離されて、2位「調味料」(24.3%)、3位「肉・魚」(21.4%)という結果になった。
家庭で、「食品ロスについて教育しているか」きいたところ、64.5%が「教育している」と回答。具体的に実践していることを尋ねると、1位「食べ残しをしない」が約8割にのぼり、2位「賞味・消費期限に気を付ける」(49.7%) 3位「必要なものだけ買う」(43.7%)がランクイン。「食べられる箇所は全て調理する」と回答した人は16.8%にとどまりまった。