標高600メートル、人工的な光の少ない黒部峡谷は、星空観測に最適な場所。秋の澄んだ空気と満天の星をトロッコ電車から楽しむ毎年人気のツアー「星空トロッコ」(黒部峡谷鉄道・富山県黒部市)の募集が9月8日からスタートした。開催日は10月7、8、15日、11月11、12日の5日間だ。
星空トロッコは、通常運行していない夜間の列車に乗り、夜の黒部峡谷や欅(けやき)平の頭上に広がる星空を解説付きで鑑賞するツアー。黒部川を写したかのような輝く天の川が頭上に広がり、時には流れ星が横切る様子も見える。星が見えない場合でも「レストイン欅」で映像機器を使用した星空教室が実施される。
昨年から新たに電子望遠鏡の画面を大型モニターに出力し観察する「電子観望」も行っている。また希望者には「星空撮影講座」も実施。当日は乗車するトロッコ電車の機関車に「星空トロッコ」専用のヘッドマークを取り付け、ホームで記念撮影もできる。
往復乗車券、記念品、軽食(おにぎりサイズのおすし2個、お茶)、保険、税込みで大人1万円、小学生7000円。