公道で見かける頻度が上がった電動キックボード。車を運転する人にとっては、自転車と同様かなり目配りが必要だ。電動キックボードを使っている人を対象にしたアンケート調査(イード・東京)によると、「ちょっとした移動に楽で便利だから」使い始めたという人が多かった。
調査は7月8~22日、男性96人、女性38人の計134人を対象に実施。使用頻度は60.4%が週1回、23.1%が週2回、10.4%が週3回と9割以上の人が週1~3回で、通勤や通学用ではないものの、近隣移動に使いこなしている様子がうかがえる。所有形態は56%が「自身で所有」、44%が「都度借りている」と回答。用途は47%が「遊び」で、47.8%が「場所移動」とほぼ同数だ。
使い始めたきっかけは、移動に楽で便利だからという理由のほかにも「遊びとして楽しそうだったから」(28.4%)など、気軽に使えることを重視した人が多かった。91.8%が「今後も使い続ける予定」と回答している。
道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)のうち、特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)の交通方法等に関する規定が施行され、電動キックボードに関するルールが変わったことで、運転免許が不要となり、ヘルメットの着用は努力義務となるなど、条件緩和が注目されている。