カルチャー

11月19日は「世界トイレの日」 横須賀市がトイレを大切にするさまざまな取り組み

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 日本で暮らしていると、日常生活や出かけた先々で、誰かが掃除してくれているトイレがある。でもそれは、地球全体を考えた場合、決して“当たり前”ではない。11月19日の「世界トイレの日」(World Toilet Day)は、世界中の衛生状況の改善に取り組むために2013年に国際連合が定めた国際デー。これに合わせ神奈川県横須賀市は、トイレを大切にすることで、市民や横須賀を訪れる人たちに「横須賀のトイレは気持ちがいい」と思ってもらえるよう、さまざまな取り組みを進めている。

 その一つとして、今年度新たに、横須賀市内在住・在学の小学生を対象に「トイレの標語」を募集。247作品の中から、「全員で きれいに使う ワンチーム」が最優秀賞に選ばれた。この標語に込められた小学生の思いが横須賀市全体に届くよう、標語が書かれたステッカーを11月末から市の施設のトイレ内に掲示する。

 トイレについて知る・考えるさまざまな企画展示も開催。横須賀市自然・人文博物館での昔のおまる・肥おけ等の実物展示とパネルによる解説(11月3日~26日)、神奈川県横須賀市でのトイレ・下水道の書籍展示(11月10日~19日)、学校図書室での「トイレの日コーナー」(関連図書の配架等)の設置(11月10日~)、神奈川県横須賀市でトイレデザイン関連図書の紹介とパネル展(11月10日~19日)、横須賀市役所北口展示コーナーでのトイレとパネルの展示(11月13日~17日)など。

 トイレが“快適な空間”になるように、トイレのイメージアップに向けた取り組みも行う。横須賀市役所や市内の駅・公園などの6カ所のトイレの内装をラッピングし、明るく演出。市内の公園のトイレ内には、園内で撮影した四季折々の写真を飾る。また、横須賀海岸通りの公衆トイレの外観をアート化し、親しみやすく利用しやすいトイレを目指す。

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 そのほかにも、市内の小中学校で子どもたちのトイレに感謝する気持ちを育む啓発活動、市職員による公衆トイレ周辺の一斉清掃、利用者の多い公衆トイレの高圧洗浄などによる特別清掃などに取り組む。

 さらに、これらの横須賀市の取り組みに賛同する民間事業者からの、横須賀のトイレが快適な空間になるような提案も募集している。詳細は横須賀市民官連携推進WEBサイトに掲載している。