日本の名前の中には、生まれた季節が感じられる文字が使われていることも多い。赤ちゃんの名前ランキングを調査しているベビーカレンダー(東京)によると、この秋生まれの女の子は“レトロネーム”旋風、男の子は“秋ネーム”が増えているのだそうだ。
2023年10月生まれの8647人を対象に調査した「10月生まれベビーの名付けトレンド」。注目は「楓」を用いた名前。女の子の名前ランキングでは、秋に美しく紅葉し古くから日本人に親しまれている楓(主なよみ:かえで)が9月22位から、10月は4位へランクアップ。男の子のランキングでも楓真(主なよみ:ふうま)が9月18位から10月は5位へ、楓が9月25位から10月は9位へ大きく順位を上げた。
女の子の名前ランキングTOP3は、1位「陽葵(主なよみ:ひまり)」、2位「凛(主なよみ:りん)」、3位「結月(主なよみ:ゆづき)」。陽葵は昨年に続き年間ランキング首位を獲得している。4位以下を見ると、楓(主なよみ:かえで)、詩(主なよみ:うた)、紬(主なよみ:つむぎ)、彩葉(主なよみ:いろは)、紬希(主なよみ:つむぎ)、琴葉(主なよみ:ことは)と、TOP10に7つの“レトロネーム”がランクインしている。
男の子の名前ランキングTOP3は、結翔(主なよみ:ゆいと)、碧(主なよみ:あお)、樹(主なよみ:いつき)・蓮(主なよみ:れん)の順。一文字が人気のようだ。