トイレのフタを「閉めて流す」?「開けて流す」? 見落としがちな「フタの裏側」にご注意 

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 あなたは、トイレ後に水を流す時、フタを「閉めて流す」派?「開けて流す」派? 大手生活用品メーカーのライオン(東京)は、「知らなきゃ良かった トイレの秘密シリーズ」として8回にわたり、トイレまわりの汚れに関する調査と検証実験の結果を発信してきた。同社は第9弾として、コロナ禍で注目された「トイレのフタ」に焦点を当て、生活者の意識や実態に関する調査を実施。さらにトイレを流す時の水の飛び散りによる汚染について検証している。

 調査(2023年8月Web調査・有効回答数450)によると、トイレ使用後に水を流す際、「フタを閉めて流す」人は56.2%と多数派。そのうち、以前から「閉める」派だったのは46.0%で、10.2%はコロナ禍がきっかけで「閉める」派に変わったことがわかった。「閉めて流す」理由としては、「飛び散るのが嫌だから」「感染リスクを少しでも減らしたいから」などの衛生面が挙げられている。

 フタを閉めて流せば、床などへの水の飛び散りは防げると思われるが、実際にはどうなのか。同社が便器8台で実験を行った結果、フタの裏側に平均約90滴の飛び散りが発生することが判明。これは家族4人が5回ずつ利用した場合、1日約1800滴にもなる。さらに飛び散りが起こったフタの裏側からは菌が検出され、飛び散りが菌汚染の原因になり得ることが確認された。トイレ掃除の際には、フタの裏側も除菌・抗菌をうたった「トイレ洗浄スプレー」などでしっかり拭き掃除する必要があるようだ。

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