カルチャー

早朝に搾った“縁起酒”をその日のうちに 「立春朝搾り」、2月4日の立春に全国43蔵で一斉開催

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 早朝に搾った“縁起酒”をその日のうちに楽しめる特別な日本酒「立春朝搾り」(登録商標)が、2月4日(日)の立春の日に全国35都道府県43蔵で一斉発売される。

 「日本名門酒会」(岡永・東京)が全国の協力蔵元に呼び掛け、地元の加盟酒販店と協力して毎年立春の日に行う企画。立春当日に最高の状態でお酒が搾れるように、「大吟醸より神経を使いながら」仕込まれた特別な日本酒。そして、「立春朝搾り」に関わる全ての人の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願し出荷される「縁起酒」。その日のうちに飲んでもらうため、早朝に酒販店が蔵元に訪れ、予約分を車に積み込み、店舗に持ち帰る。蔵元・酒販店・それを楽しみに待つ消費者、それぞれの思いを紡ぎ続けてきた。

 1998年にたった一蔵、約4000本(720ml換算)でスタートして以来、年々参加蔵元・参加酒販店を増やしてきた。2023年には27万3145本(同)を出荷。近年は類似企画も多く登場しているが、日本名門酒会の「立春朝搾り」は今年で27年目を迎え、35都道府県43蔵で28万本(同)を超える出荷を予定している。日本名門酒会のホームページで「立春朝搾り」が予約できる(買える)店を確認できる。

 純米吟醸もしくは特別純米生原酒で720ml、税込み1980円。立春朝搾りの売り上げの一部は、令和6年能登半島地震で被災した日本名門酒会加盟酒蔵、酒販店への義援金として寄付される。