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阪南大が高大7年間の教育連携強化 高校生が大学授業を受講、「就職100%保証」も

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「学びの還流」

 

 阪南大(大阪府松原市)は、同一法人内の阪南大高校(同市)との間で「シームレス(継ぎ目のない)教育」を重視し、連携を強化するとして、このほど概要を公表した。

 阪南大は「『学び』とは、高等学校の学び、大学の学びと分断されたものではない」として、高校・大学7年間の継続性を重視した教育を進めており、二つのプログラムを中心に展開する。

 一つは阪南大高校の生徒が大学の授業を受け、大学入学後にその単位が認定される「“サキタン”プログラム」。高校生が大学の授業を受講することで、高校の授業と大学の授業との関連性などを理解するのが狙いで、高校生にとっては「先に単位を取得できる」というメリットがある。高校生向けの科目「歴史と文化入門」では、15回の授業を高校生が受けやすいスケジュールに設定。シラバス(授業計画)で高校の授業科目名(世界史、国語、英語など)との関連を明記して、高校授業との関連性を意識しながら大学授業を受けることができるようにしたという。

 また、新たに2024年4月に大学に入学する学生から「就職100%保証」を始める。高大連携で入学した学生を対象に、ビジネスマナーなどを学べる秘書検定2級講座を無料で提供し、キャリア支援課による月1回程度の特別キャリアガイダンスに全て出席した学生には、就職が決まるまで支援を行い、「就職を100%保証する」としている。