まだまだコロナにかかる人は多いし、インフルエンザに加えて花粉の季節もやってきて、マスクが手放せない人も多いが、ワクチン接種はすでに記憶のかなた、という人も少なくない。ニューズウィーク日本版2月20日号(CCCメディアハウス・東京、税込み510円)では、国内外のデータを基に『コロナワクチンの真実』を検証している。状況が落ち着いた今、コロナ禍を振り返って再考できる。
米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したmRNAワクチンが2020年12月に世界で初めて承認されて3年あまり。新型コロナワクチンは全世界で136億回接種され、日本も3回目接種を終えた割合が人口の7割を超えたという。コロナワクチンの効果や、アナフィラキシーなどの副反応や接種による死亡との因果関係について、世界各地で感染症治療にあたってきた日本人医師が検証している。