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味の素×東大発の知識集団「QuizKnock」がクイズ大会初開催  Z世代57人が参加 し、“食の知識”を競い合う

”うま味のプロ”味の素の社員が講義を実施
”うま味のプロ”味の素の社員が講義を実施

 味の素(東京)とbaton(東京)が運営する東大発の知識集団「QuizKnock」は3月26日、東京都内で、Z世代が食に関する知識を競い合うクイズ大会「クイズ20~食に関する知識No.1決定戦~」を合同で初開催した。

  イベントには、味の素の社員とクイズプレイヤーでタレントの伊沢拓司さんと鶴崎修功さんが出演。参加したZ世代の高校生・大学生57人に向けて、味の素の社員が「アミノ酸や食・味覚」にまつわる講義を実施したほか、伊沢さんと鶴崎さんが「食に関する知識」全般を出題範囲とするクイズを出題し、Z世代がアミノ酸や食、味覚について楽しみながら理解を深め、主体的に食について学ぶきっかけを提供した。

  「講義パート」では、“うま味”のプロである味の素の社員が、生命の誕生に大きく関わっている「アミノ酸」や、100年以上前に発見された「うま味」の歴史、野菜・肉・魚などの食材別に含まれる「うま味」の成分などについて解説。

登壇し講義を聞く鶴崎修功(左)と伊沢拓司
講義パートでの鶴崎修功(左)と伊沢拓司

  水で3倍に薄めたリンゴジュースを1口飲んだ後、そのリンゴジュースに「味の素」を1~2振りして混ぜると“トマトの味”に感じられるといった味覚のバランスについての体験講義も行った。

  クイズパートでは、高校生・大学生が3人1組の全19チームで「4択クイズ」「シークレット」「早押しボードクイズ」「早押しクイズ」の4ラウンドで王者の座を争った。

  2ndラウンドの「シークレット」では、12月にYouTubeに公開された味の素と「QuizKnock」のコラボ動画内で伊沢さんらが挑戦している人気企画「白い粉を特定せよ!」クイズを実施。各チームに「グリシン」「グルタミン酸」「メチオニン」「重曹」の4種類の粉が配られ、学生らは「なめる」「pH試験を調べる」「考察」の3ステップで、それぞれの粉が何かを特定する問題に挑戦し、会場は大いに盛り上がった。

決勝戦の「早押しクイズ」も白熱
白熱する「早押しクイズ」

  最終ラウンドの「早押しクイズ」では、「母乳にも多く含まれる『赤ちゃんが初めて出会ううま味』といわれるうま味成分は何?」(正解:グルタミン酸)、「食品ロスを減らすため、コンビニなどで食べ物を棚の前の方から取ろうという取り組みを何という?」(正解:てまえどり)、「世界で唯一の『食べられる国宝』として知られる、全身が毛でおおわれたハンガリー原産の豚の品種は何?」(正解:マンガリッツァ)といった問題に挑戦。

  各チームが全力を尽くして熱血バトルを繰り広げると、伊沢さんと鶴崎さんが「みんな食に関して詳し過ぎる」「めちゃくちゃハイレベル」と驚く場面もあった。

  決勝ラウンドでは3チームが争い、女子学生3人組の「個人参加C」チームが優勝。勝者には記念パネルと、味の素からオリジナルのグッズが贈られた。

  優勝チームの1人は「今日は大学のオリエンテーションを休んで来ました。ゼミの先生に応援されて来て、本当に勝てたので報告します」と笑顔で喜びを語った。

女子学生チームが優勝
女子学生3人組の「個人参加C」チームが優勝

  また最後に、伊沢さんはZ世代の学生たちに向けて、「今日はいっぱい学びがあったと思います。自分の中で知っていたけれど、しばらくぶりにこの言葉を言ったなということもあったと思うので、ぜひ自分の中にある食に関する知識や体験を再確認して、思い出しながら帰っていただけるとうれしいです」と呼び掛けた。

Z世代の学生たちにメッセージを送った伊沢拓司
メッセージを送る伊沢拓司