紙の本の楽しみの一つは装丁。デザインはもちろん、電子書籍では味わえない色合いや紙質、帯との組み合わせなど、書店で本を手にとるきっかけの一つにもなっている。美しい装丁を手がける21人(組)のデザイナーの代表作や新作を含むブックデザインを、デザイナーごとに解説とともに紹介する実例集、『美しいブックデザイン』(デザインノート編集部、誠文堂新光社)が6月11日(火)に発売される。
コンセプトやデザインの意図など、メイキングの解説だけでなく、本文やカバー・表紙に使われている用紙の種類や、印刷や製本に関する情報も可能なかぎり記載している。掲載点数は600点以上。思わず手に取りたくなるような装丁にはどのような思いが込められているのか、どのようなアイデアやテクニックが詰まっているのか、楽しみながらデザインの視点が学べる一冊だ。税込み4400円。