何気なく使用している文具用品──文豪などが愛用した筆記用具などが注目されることがあるが、文具にこだわりのある人はどれくらいいるのだろうか? マイボイスコム(東京)は、6回目となる「文房具」に関するインターネット調査を5月1日~7日に実施した。ヒアリング内容は、文房具へのこだわり、購入場所や購入時の重視点などについて。MyVoiceのアンケートモニター9340人が回答した。
調査によると、文房具にこだわりがある人は、「こだわりがある」「ややこだわりがある」を合わせて2割強で、中でも10~30代の女性が高くなっている。一方、男性10・20代の男性はこだわりがある人の比率が他の層より高い一方、「こだわりはない」と回答した人の比率も高かった。
利用している文房具(複数回答)について聞くと、「ボールペン」が92.9%、「はさみ」が63.4%、「セロハンテープ」「消しゴム」「シャープペンシル」「電卓」が各50%台という結果に。文房具購入者に、自分なりのこだわりがある文房具を聞いたところ(複数回答)、「ボールペン」が35.1%、「シャープペンシル」「手帳」が各1割強となった。文豪ならずとも、筆記用具にはこだわりがあるという人が多いことがうかがえる。
他方、文房具を購入する際に重視する点は(複数回答)、「価格」が65.4%、「サイズ」「機能性に優れている、実用的」が各40%台、「デザイン」が32.3%となり、デザインよりも経済性、実用性を重視する傾向があるようだ。ただ、文房具に「こだわりがある」と回答した人では「デザイン」が1位だった。
文房具の購入場所(複数回答)は、「100円均一ショップ」が51.7%で堂々のトップ。価格重視の傾向はここからもうかがえる。購入するタイミングは、約7割が「使い終わった・使いきった」「使えなくなった」時としている。