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「じゃらん」人気観光地満足度ランキング 各地域の居住者がもう一度行きたいのは?

 リクルートが発行する旅行情報誌「じゃらん」は、東北から九州に居住する約6,200人を対象に観光地に関するアンケートを実施した。今回は各エリア居住者に対し、同エリアの中で2023年に宿泊旅行で訪れたことがある観光地のうち「もう一度行きたい観光地」を聞いている。なお、結果の一部は、2024年7月1日発売の「じゃらん」8月号でも紹介するという。今回の結果について、各エリアの「じゃらん」編集長が分析しているのでご紹介しよう。

 まず、東北地方だが、各県を代表する知名度の高い観光地、「鳴子」「田沢湖・角館」「作並」「安比高原」などが順位を大きく上げている。1位の「鳴子」は温泉地ながらカフェなどのニューオープンが続き、街歩きの楽しみが増えたこともランクアップの要因になったようだ。

 関東地方では、ディズニーランドがある「舞浜・浦安」を除くと、2023年と比べて、街歩きが楽しい「熱海」や「湘南・鎌倉」、公共交通機関でアクセスしやすい「下田・白浜」や「長野・飯綱・戸隠」が急上昇。近場の王道観光地に再び人の流れが戻り、電車やバスでアクセスしやすい観光地が上位に戻ってきた。

 東海、関西・北陸では、東海が「奥飛騨温泉郷」「下呂温泉」、関西・北陸が「城崎温泉」「白浜温泉」など、いずれもトップ2が温泉観光地に。東海エリアでは「浜松・浜名湖・舘山寺温泉」「蒲郡温泉郷」も大幅に順位を上げている。また、関西・北陸エリアでは、北陸新幹線延伸で「金沢・湯涌」にも注目が集まった。

 中国・四国エリアは「角島周辺」が2023年の15位から1位にジャンプアップ、また、「三朝」「玉造温泉」といった人気温泉地もランクアップした。全体的に自然が身近に感じられる観光地が多くランクインした。

 九州・山口エリアは「別府(別府八湯)」がトップに。注目はトップ10のうち半数の顔ぶれが変わったこと。「博多(博多駅周辺)」 や「長崎市」、アクセスの良いリゾートエリアである「海の中道・志賀島・能古島」「久住高原」「霧島温泉」が2023年の10位圏外からランクインしている。