「モンスター」“神波亮子”趣里の裁判シーンに注目集まる「『相棒』の右京さんが降りて来ていた」

　趣里が主演するドラマ「モンスター」（カンテレ・フジテレビ系）の第3話が、28日に放送された。（※以下、ネタバレあり）

　本作は、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子（趣里）が、さまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルドラマ。

　日本有数の企業である五条グループの跡取り息子・五条和彦（渋谷謙人）が、妻の亜佐美（佐津川愛美）を連れて亮子のもとへやって来る。

　夫婦は、和彦が無精子症であることから、匿名で取引した和彦と同じ東大卒の“健太”という人物から精子提供を受けて妊娠。しかし、その男の経歴は全くのでたらめで、精子提供を受けた別の女性が訴えを起こしていたのだ。

　世間や身内に精子提供の事実を知られたくない和彦は、事件が大きくなって自らの情報が出ないよう、亮子に男を弁護してもらい、穏便に示談でおさめてしてほしいと依頼する。

　ところが、簡単な仕事だからと、亮子はこの案件を杉浦（ジェシー）に一任。早速、“健太”と名乗った斉藤文哉（佐藤寛太）に会い、示談になるよう話を進めたいと持ち掛ける杉浦だったが、斉藤はこれを拒否。

　聞けば、原告の長岡茉由（吉本実憂）は、斉藤が経歴を偽っていたことに気付いていたという。茉由の言動に違和感を覚えた亮子は、城野（中川翼）に頼んで調べてもらうと、茉由の意外な素顔が明らかになる。

　その頃、和彦の身勝手な決断で中絶手術をせざるを得なくなった亜佐美は、意を決して、これまで隠してきた秘密を夫と亮子に打ち明けて…。

　放送終了後、SNS上には、「素晴らしい、完璧な物語だった。匿名での精子提供の闇と、いびつな夫婦関係が描かれていて楽しめた」「いつも神波先生の目的が分かるまで、視聴者が誰に共感すべきか予測できないところが面白い」「ジェシーの杉浦先生が良いスパイスになっているし、古田新太はどんな感じで絡んでいくのだろう。楽しみ」などの感想が投稿された。

　また、神波亮子を演じる趣里が裁判で弁護するシーンについて、「趣里が語気を強めて相手を静止させるシーンは、（趣里の父親である）『相棒』の水谷豊にそっくり」「『被告は静粛に！』というシーンは『相棒』の右京さんが降りて来ていた」「今まで趣里さんに水谷豊要素を感じたことは1回もなかったけれど、今回はお父さん要素を感じた」「神波先生が低音で制すところは『相棒』の水谷豊さんを感じた。親子だなと思えるしぐさを見つけられるとキュンとする」といった声が集まった。