神戸市にある六甲高山植物園 (六甲山観光・神戸市)は、2025年3月15日(土)~7月13日(日)の期間、初開催のイベント「え!こんな近くに?!高山植物」展を開催する。
六甲山の山頂付近、標高865mに位置する同植物園は、北海道の南部に相当する冷涼な気候を生かし高山植物を栽培・展示している。特に春から初夏にかけては、コマクサ(5~6月)やエーデルワイス(6月)をはじめ、日本の峰々やアルプス、ヒマラヤに生育する花が競うように咲きそろう。このイベントでは、一度は見てみたい高嶺の花々に焦点を当て、園内をめぐる「フラワービンゴ」や個性豊かな講師による「ガイドツアー」を開催。ビギナーからマニアまで幅広く楽しめる企画を提供する。
毎日開催の屋内展示「描かれた高山植物たち/~花を咲かせましょう~」では、神戸ゆかりの画家・世良臣絵が描いた「ヒマラヤの青いケシ」や、植物画家・西山ゆらの「コマクサ」、植物学者・牧野富太郎の植物図「ホテイラン」などを展示。描く人の目線を通して高山植物を鑑賞することができる。
同園は現在、冬季休園中。2月22日(土)~3月9日(日)に冬季特別開園を実施。2025年の開園期間は3月15日(土)~11月30日(日)。
「え!こんな近くに?!高山植物」展は、入場料のみで鑑賞できる。入園料は、一般大人900円、一般小人(4歳~小学生)450円。「ROKKO森の音ミュージアム」との2施設共通券(大人1900円、小人950円)もある。