2012年に東京・武蔵野から始まった映像制作競技会「ムービンピック」。従来型の作品を集めて上映するスタイルの映画祭ではなく、映像制作者を公募して地元がサポート。良縁を深めながら作り上げる作品を上映し、優秀作品を表彰する。2020年の開催以降、休止していた同映画祭が、2025年、ムービンピック「第4回 短編映画制作競技」として再開される。ムービンピック実行委員会主催。武蔵野市民芸術文化協会・武蔵野市教育委員会が共催。
前回までは武蔵野市枠での制作競技に限定されていたが、今回は「武蔵野市枠」と「三鷹市枠」で監督を募集。選出された監督は、それぞれの地区を代表しての映画制作に、共通するテーマのもとで挑む。完成した作品を7月26日(土)に武蔵野公会堂で上映し、映画制作競技の各賞を選出する。
監督の募集期間は1月20日(月)~1月31日(金)。今回のテーマは、「ASHIMOTOを見つめ直して」。足元から気づく象徴として、両市の特色を生かした「デザインマンホール」(アニメ系)も映像内に取り入れ、20分以上25分以内の短編映画作品を完成させてもらう。制作支援は、制作補助費の提供(各10万円)、ロケ地の紹介・交渉、キャストやボランティア出演者の相談・紹介。賞は金賞(1点・賞金10万円)、銀賞(1点・賞金5万円)。競技挑戦監督に選出後、完成した作品に対し授与する。参加費無料。
応募は、必要事項を公式ホームページの応募フォームに入力して送信する。応募者多数の場合は、書類選考で面接対象者を選出。面接により映像競技挑戦監督を決定する。面接は、三鷹市2月12日(水)、武蔵野市2月14日(金)に実施。結果発表は2月15日(土)~17日(月)。選出後は2月25日(火)のオリエンテーションへの参加が必須となる。
制作中の挑戦監督と地元スタッフとの交流も、ムービンピックの大きな特色。地元を舞台に制作される映画のため、ボランティアで集まった地元スタッフが、ロケ地の紹介や交渉などでも、監督からの要望で毎回サポート。絆を深めながら、新たな作品が作られていく。今後さらに、多地区参戦の映像プロジェクトを目指していくという。