上智大(東京都千代田区)の大学院地球環境学研究科は、教育学の分野で世界的に高い評価を受ける香港教育大学と2024年度秋学期から、修士レベルでダブル・ディグリープログラムを始めた。
ダブル・ディグリープログラムとは、協定先の大学と連携し、複数の大学の学位を取得できる制度。学生は、連携先の大学に1年間留学し、両大学が定める所定の修了要件を満たせば、上智大学では環境学修士号、香港教育大学では教育学修士号の両方の学位を取得することができる。
上智大は「環境学と教育学という異なる専門領域を融合させ、社会課題に対する新たなアプローチを探求し、持続可能な社会の実現に向け、多角的、学際的な視点で課題解決に取り組む人材の育成を目指す」としている。
上智大がダブル・ディグリープログラムを取り入れるのは、英ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院、タイ・チュラロンコン大学に続き、3校目となる。