「御船印」は寺社仏閣でもらえる御朱印の船バージョン。全国各地の船会社や海洋博物館が独自の印を発行している。津軽海峡フェリー(北海道函館市)でも3月1日から、ターミナル売店で買える「御船印」の販売をスタートする。新しい御船印は「北前船テーマ印」(税込み300円)だ。
北前船は、江戸時代中期(18世紀中ごろ)~明治30年代にかけて、大阪と北海道を日本海回りで航行していた商船群。荷物を積んで航行する「回船」が、寄港地が少なく復路は荷物がない状態だったことも多いのに比べ、この北前船は商品を売り買いしながら航行していたそうで、寄港地で安いものを買い、高く売れるものは売るという「買積船」だったという。その歴史に思いをはせながらの船旅ができる御船印だ。
ターミナル売店(函館・青森・大間)での販売だから、乗船しなくても購入可能。北海道や青森への訪問記念、印集めにも活用できる。