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首都圏3カ所で「3.11 防災花火」 避難場所から打ち上げ花火、未来の防災につなげる

 東日本大震災から14年となるこの3月11日(火)に、東京と川崎で「3.11 防災花火」(LINEヤフー・東京)が開催される。東日本大震災の被災者追悼とともに、震災を風化させずに未来に向けた防災につなげていきたいという思いを込めたイベント。明治神宮外苑・東京都立駒場高等学校・川崎市河川敷の3カ所の「避難場所」から花火を打ち上げる。

 LINEヤフーが実施した「避難場所の理解度に関する調査」では、9割の人が災害発生を気にかけている一方で、実際に災害が起きた際の一次避難先である「避難場所」の正確な場所を把握している人は3割しかいなかった。「避難所」と「避難場所」の違いを知らない人も7割に上った。

 そこで避難場所からの打ち上げ花火という企画だが、これにはさらなる理由がある。「避難場所の設置距離」と「花火がきれいに見える距離」の目安が同じ約2km以内なのだそうだ。つまり、自宅周辺から防災花火がきれいに見えた人は、花火の打ち上げ場所が自分の避難場所の1つであることが分かる、という取り組み。企画の特設サイトでは、自宅周辺の避難場所を簡単に調べられるほか、避難場所と避難所の違いなどを学ぶこともできる。