グルメ

ベルサイユ宮殿のバラの食卓で王妃気分に 優美な世界観を現代風にアレンジしたフレンチ

 マリー・アントワネットとフランスのベルサイユ宮殿。革命直前の優美な世界が思い浮かぶ。その世界観を現代風にアレンジして作られた美食を味わう機会がある。ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ(ベストホスピタリティーネットワーク・東京)のフレンチレストラン「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」では5月9日(金)から、18世紀の美食をテーマにしたフレンチコースを味わえる。1日2席限定で、王妃気分に浸れる特別な装飾を施した席で楽しめるプランもある。期間は7月14日(月)まで。

 アントワネットにささげられた由緒あるシャンパーニュ「ハイパー・エドシック」をコースごとに用意。南仏プロヴァンスの5つの味覚を一皿に描いたスペシャリテ「パレット・アート・オードブル」からスタートし、冷前菜には、宮廷でも親しまれていたカリフラワーをデュバリー風に仕立て、キャビアを添えたサーモンのミキュイ。温前菜は、フォン・ド・ヴォーでじっくり煮込んだ仔牛のラグーを、当時流行したシューファルシ仕立てにした一品だ。魚料理は、18世紀に広く普及したじゃがいもで鮮魚を包み込んだパルマンティエ風の一皿、肉料理は、鶏肉しか口にしなかったとされるマリー・アントワネットにちなみ、信玄鶏の胸肉、豚ミンチとトリュフ香るムースを組み合わせ、アーモンド風味のクルートをのせて焼き上げている。

 そしてプレデザートには、バラとシャンパンのリッチな香りが広がるグラニテ、デザートはローズガーデンをテーマにしたアフタヌーンティースタイルのデザート「Le Jardin de roses」。税込みでランチは8250円~、ディナーは1万1550円~。予約・問い合わせは電話(03-5404-2222)かホームページから。