おでかけ

梅雨を彩る「アジサイウィーク」 見ごろを迎える130種類500株

 春先からさまざまな花を楽しんできたが、いよいよアジサイの季節がやってきた。東京・調布市の神代植物公園(東京都公園協会・東京)のあじさい園では、ヤマアジサイやガクアジサイのほか、原種のアジサイの仲間など約130種類・500株が、6月上旬から7月上旬に見ごろを迎える。5月27日(火)から「アジサイウィーク」が始まった。

 植物会館前では、ヤマアジサイを中心としたさまざまなアジサイを展示する「あじさい展」を開催。都内の丘陵地公園で発見された貴重な品種ヤエヤマアジサイを展示する。八重咲きのヤマアジサイの品種で、現在その自生地は土砂災害により斜面が崩れて失われており、神代植物公園の分園である植物多様性センターで生息域外保全を実施している。ほかにも、園芸品種の鉢植えの数々が展示される予定。

 また、この季節ならではの梅雨空に映えるアジサイを観賞できるように、期間中は透明ビニール傘の貸し出しもあり、視界をさえぎることなく風景を堪能できる。

 開催期間は6月29日(日)まで。開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。毎週月曜日(祝日の場合は翌日)は休園日。入園料は一般500円、65歳以上250円、中学生200円。小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料。