
7月11日はラーメンの日。7はレンゲに、11は箸に見立てられることと、ラーメンを最初に食べた人物とされる水戸黄門(水戸光圀公)の誕生日(新暦・1628年7月11日)であることがその理由だとか。 今やニッポンを代表する大衆食の一つとして世界にもファンが多いこの食べもの、地域によってさまざまな味があるのは周知の通り。日本ラーメン協会(東京)がこのほど、『日本ご当地ラーメン一覧2025』を公開した。11月には、ご当地ラーメン日本一を決める「日本ご当地ラーメン総選挙2025」が開催される予定。
文化や歴史、社会的背景、町おこしなど複合的な背景をもって生まれてきたご当地ラーメン。その多くは地元の味、郷土食として親しまれており、なんと200種類近くあるという。そこで日本ラーメン協会では7つの定義を設け、2つ以上あてはまるものを対象に「ご当地ラーメン一覧」として掲載している。ちなみにその定義は、①その土地で広まった実績がある ②特徴、特色、定義などがある ③発祥から20年以上の歴史を持っている ④知名度がある(他県や都内に支店を出店、百貨店催事出店歴など) ⑤その土地の食文化や社会背景がある ⑥応援団体が存在する ⑦行政など公的機関が主体となり、そのメニュー名が設定されている、というもの。
更新は年に1度、ラーメンの日である7月11日に発表。未発掘のものや今後作られていくご当地ラーメンも想定されるため、毎年更新されている。今年新たに、「たけふ駅前中華そば」(福井県)と「広島牡蠣ラーメン」(広島県)の二つが加わった。