東京・多摩エリアの都立公園には、戦争遺跡が多く残されている。戦後80年の節目を迎える今年、武蔵野中央公園・府中の森公園・武蔵野の森公園・東大和南公園の4公園で、戦争遺跡をめぐりながら歴史を学ぶイベント「4つの公園をめぐる歴史ガイドツアー」を開催する。
各園で戦争遺跡や公園にまつわるクイズを解きながら、オリジナルスタンプを集めるクイズラリーや、歴史専門家によるガイド解説に無料で参加できる。
1つ目の企画「戦争の遺跡を訪ねるクイズラリー」は4園同時開催で、7月19日(土)~9月30日(火)の8時30分~17時30分。各公園の戦争遺跡を訪ね、歴史クイズに挑戦して各園オリジナルデザインのスタンプを集める。参加者全員に記念品を用意。さらに、4公園すべてを巡って4つのスタンプを集めると、コンプリート賞のオリジナルグッズがもらえる。予約は不要。当日、各公園のサービスセンター窓口で受け付ける。
2つ目の企画「戦後80年 歴史ガイド」では、歴史専門家によるガイドで戦争遺跡を巡りながら、各公園の歴史をじっくり学べる。陸軍調布飛行場跡地利用計画で造られ、戦争遺跡として、飛行機を爆撃から守るための格納庫を備える「武蔵野の森公園」、多摩地区を代表する軍需工場があり、1944年の東京空襲の際に最初に米軍の標的となった「武蔵野中央公園」、日立航空機立川工場跡地に造られ、無数の機銃掃射跡が残った変電所がある「東大和南公園」で開催する。
各公園の開催日は以下の通り
①武蔵野の森公園:10月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の11時~12時・13時~14時
②東大和南公園:10月5日(日)・8日(水)・12日(日)・15日(水)の10時45分~11時45分・14時~15時
③武蔵野中央公園:10月26日(日)・11月2日(日)の11時~12時・13時~14時
定員は各回20人で先着順。事前申し込み制。9月30日(火)16時までに、各公園サービスセンター窓口・WEB申込フォーム・電話のいずれかで申し込む。歴史ガイドの紹介動画も公開している。