大人でも触れる機会が限られている古典芸能の世界。子どもたちが能や狂言の面白さを知ることができるチャンスは貴重だ。横浜市芸術文化振興財団(横浜市)は、8月8日(金)~11日(月)まで、ランドマークプラザにあるOTABISHO横浜能楽堂で「夏休みこども能楽研究所」を開催する。時間は11時~20時。入場無料(一部有料イベントあり)。
「能舞台模型キットをつくろう!」という夏休みの特別ワークショップでは、能や狂言が上演される「能舞台」をミニチュアで再現しながら、その仕組みや役割を学ぶ。能舞台は、約6メートル四方の「本舞台」と、左手に斜めに伸びる「橋掛り(はしがかり)」と呼ばれる廊下のような部分から構成されている。演者は「揚幕(あげまく)」という幕から登場するなど、舞台には工夫が詰まっている。ワークショップでは、本物そっくりの模型を親子で組み立てながら、舞台の構造を知ることができる。期間中は、解説動画の上映や館内クイズ、子ども向け関連本の展示のほか、能面をのぞいて記念撮影ができるコーナーも登場するし、自分だけの「面(おもて)」を描いて写真を撮ることもできる。
ワークショップの開催時間は各日14時~16時。対象は小学生以上の子どもと保護者で、各日4組限定(先着順)。参加費は1組2000円。申し込みは7月18日(金)13時~、Peatixで受け付ける。