
岩手県一関市にある老舗酒蔵「世嬉の一酒造」が手掛ける「いわて蔵ビール」と、同市のブルワリー「ノイモンドブルーイング」が、「ファイナルファンタジー」の作曲などで知られる世界的音楽家・植松伸夫さんと、異色のコラボレーション。オリジナルクラフトビール「Uematsu Nobuo presents 俺のビール SYMPHONY(シンフォニー)」を醸造し、限定1000本を9月18日(木)に「世嬉の一酒造」通販サイトで発売する。
ビール好きとしてファンに知られる植松さん。2024年に行われた一関市の観光PR事業をきっかけに同市と縁を深めた。地元物産振興関係者で組織する「一関の物産と観光展実行委員会」の呼びかけに答える形で、今回の地元振興を目的としたプロジェクトが実現。「Uematsu Nobuo presents 俺のビール SYMPHONY」が誕生した。
「Uematsu Nobuo presents 俺のビール SYMPHONY(シンフォニー)」は、植松さんの楽曲が持つ、多層的で重厚な一面を表現したビール。8月22日~24日に開催された「第28回全国地ビールフェスティバル in 一関」の3日目に先行販売され、用意したたる生ビール100リットルはすぐに完売した。また、同日には植松さんのバンド「植松伸夫 con TIKI」による演奏も行われた。
世嬉の一酒造の代表取締役社長、佐藤航さんは、「植松氏が滞在したことがあるベルギーのビールをイメージし、ベルギー酵母を使用した深紅のビール。深みのある味と少し高いアルコール度数でゆっくり味わい深く飲めるビールです。長期熟成するとマイルドな味わいと深い香りが付加され、よりおいしくなります」と紹介している。330mlボトル、税込み800円。アルコール度数7%。