カルチャー

スピーカーが奏でる交響曲 横浜で無人オーケストラコンサート体験会

 

 オーケストラの生演奏をメンバーそれぞれにマイクを設置して収録、その音源を収録時の奏者と同じ位置に設置したスピーカーから出力して、そこに演奏者がいるかのような立体的な演奏を体験できる「無人オーケストラコンサート」(横浜市芸術文化振興財団・横浜市)が、10月13日(月・祝)12時~16時30分、横浜市のグランモール公園 美術の広場(「MM Grass Park 2025」STAGE AREA)で開催される。

 横浜みなとみらいホールが主催するバーチャル版芸術フェスティバル「横浜WEBステージ」のプログラムの一つとして、2020、2023年に大ホールで開催し話題を集めたコンサート。今年はホールを飛び出し、開放的な空間での体験会になる。コンパクトながら迫力あるスピーカーのサウンドで横浜みなとみらいホールの響きを再現する。

 演目はロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍の行進」、ビゼーの歌劇「カルメン」前奏曲、そしてベートーベンの交響曲第5番 ハ短調「運命」op.67 第3、4楽章だ。収録した演奏は、2020年の、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(川瀬賢太郎指揮)。人気の曲目をバーチャルで楽しんでみては? 事前申し込み不要、無料。