名前は「煌(きらめき)」。その名の通りお値段もきらめいていて、400万円也。石川県漁業協同組合(石川県金沢市)を中心とする「おいしかわ県PR協議会」は12月1日に石川県漁協かなざわ総合市場で、天然能登寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の認定開始に合わせ、「鰤-1(ブリワン)グランプリ」を開催した。認定されたブリは一尾400万円で競り落とされた。
「煌」の初セリでは、基準を満たした候補の中から審査で選ばれた1本のみが今シーズン初の「煌」として認定される。一尾400万円という高値は、2022年のブランドデビュー時に記録した史上最高額に並ぶ結果。県内各地11の網元からエントリーがあり、会場には9本が選抜されて厳格な審査を受けた。石川県内の定置網で獲られる天然能登寒ブリで、重量14キロ以上、傷がなく胴回りが十分あることや資源管理への積極的な取り組みなどを基準に審査された。
グランプリに輝いた一本は、重量14.5キロ、長さ92センチ。12月1日、県下全体で合計552本の寒ブリが水揚げされ、10キロを超える特大サイズは128本だったという。










