カルチャー

新北極圏ラグジュアリーリトリート施設も 2026年フィンランドの旅

 大規模な太陽フレアが発生し、普段は見られない場所でオーロラが見えている。オーロラといえば、フィンランド旅。今年はぜひ実現したいという人のために、フィンランド政府観光局がさまざまな旅のハイライトを紹介している。自然を堪能するのはもちろん、新音楽ホールの開業や文化イベントなど多彩な体験ができる。

 フィンランドは、世界的旅行ガイド「Lonely Planet」の「Best in Travel 2026」に選出され、世界中の旅行者から改めて高い注目を集めている国。最古の都市トゥルクにはこの秋、新文化拠点「Music Hall Fuuga」が誕生する。アウラ川文化地区を象徴する新たなランドマークだ。大規模なメーンコンサートホールと、多様なイベントに対応可能な多目的ホールを備え、オーケストラ公演をはじめ、コンテンポラリーイベントや地域コミュニティーの集まりまで、幅広い用途に対応するほか、レストランやルーフトップテラスなどもできるという。

 北フィンランドの都市オウルは、2026年の「欧州文化首都」に選出されており、1年を通して多彩な文化イベントが開催される。サーミ文化に着想を得た展示や気候変動がテーマのパブリックアートプロジェクト、エレクトロニック・ミュージックフェスティバル、街全体を舞台とする没入型イベントなど、北極圏ならではのアートとイノベーションが融合した企画がそろう。

フィンランド北西部のクバルケン群島は、2026年にユネスコ世界遺産登録20周年を迎える。これを記念して、同群島が誇る地質学的価値をはじめ、氷河期後の地殻隆起や豊かな生物多様性に焦点を当てた特別ガイドツアーや記念プログラムが予定されている。

 そして首都ヘルシンキを代表する名門ホテル「Hotel Kämp(ホテル・カンプ)」は、2026年8月に大規模改装を完了してリニューアルオープンする。フルサービスのスパ&ウェルネスセンターの新設、レストランや名物バーも刷新される。

 ラップランドでは、静寂、プライバシー、そして大自然との深い一体感を追求した新たなラグジュアリーリトリート施設が相次いで誕生し、北極圏におけるハイエンドホスピタリティーを優雅に堪能できる。手つかずの原生林の奥深くにたたずむ「Octola II」では、プライベートロッジとヴィラに加え、専任スタッフによるパーソナルサービス、ウェルネス施設を完備。ラップランド北部のムオニオに2026年冬シーズンに開業予定の「Arcora Boutique Hotel & Villas」は、パノラミックな建築デザイン、洗練されたダイニング、北欧式スパを融合させ、国立公園の大自然へ直接アクセスできるロケーションを生かした自然主導型のリトリート体験を楽しめる。

 サーリセルカに誕生する「Gáldu Hotel & Spa」は、サステナブル建築によるスイートルームや樹冠を見渡す眺望を備えた設計が特徴。同種の施設としては世界最北となる屋外スパもある。「Skýra Retreat」は、雄大な山岳ツンドラの景観とミニマルなデザイン、ホリスティックなウェルビーイングプログラムを通じて、現代的な北極圏の静けさを表現。フィンランドで初めて、世界的ラグジュアリーホテルコレクション Small Luxury Hotels of the World に加盟する施設としても注目を集めている。