カルチャー

『ポケモン生態図鑑』がロンドンへ 自然史博物館でポップアップ展示が開催中

 世界中で多くのファンを集めるポケットモンスターの“生態”を、現実世界の行動生態学という新しい切り口でまとめた『ポケモン生態図鑑』(小学館、税込み1430円)。世界三大自然史博物館にも数えられるイギリスのロンドン自然史博物館で、この生態図鑑をテーマにした初のポップアップ展示「Pokécology」が4月19日(日)まで開催されている。

 Pokécologyは『ポケモン生態図鑑』の英語タイトルでもあり、PokémonとEcology(生態学)をかけている。この図鑑に着想を得た展示で、進化から環境に至るまで、ポケモンとロンドン自然史博物館が共有する「自然に対する敬意」を表現している。

 注目は『ポケモン生態図鑑』のジオラマ。高さ269センチメートル×幅220センチメートルという大型のジオラマには、25種計59匹のポケモンが生息する姿を精密に再現している。背中にポケモンたちを乗せたドダイトスや、ペンドラーとマルヤクデのなわばり争いなど、迫力満点のポケモンたちの姿が見られるほか、イワークが掘り進めた地中の穴は奥まで再現し、その中でノコッチやディグダが生活している様子も。ハスボーの好むきれいで透明な水の中も忠実に再現され、よく観察するとニョロモの姿が見つけられる。オオタチの巣穴が地中でどのようにつながっているかも想像できる、細部にまでこだわったジオラマだ。ポップアップショップへの入場チケットは、英国で情報解禁するとすぐに予約終了となるほどの人気だという。

 ちなみに『ポケモン生態図鑑』は、農学博士、行動生態学の専門家で動物の行動や生態を研究してきた米原善成氏、きのしたちひろ氏の二人が、ポケモンの生態を現実世界の行動生態学という新しい切り口でまとめている。