![](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/06/9aff3d013ccb17d632a768e219c638b8-e1717643592994.jpg)
近親者の相続を一度経験すると、終活の重要性に気づくのかもしれない。「相続に関する全国調査」(ルリアン・京都市)によると、親の死による相続を経験している人と未経験の人とでは、自身の終活の実施率に3倍近い違いがあった。
6月14日の認知症予防の日を前に、終活に関するデータを公開したもので、調査は3月1~4日に実施、全国の30~79歳まで6850件の回答を分析した。その結果、親の死による相続の経験者は1065人で、故人が生前に認知症を発症していた割合は9.1%。そのうち91.8%は、任意後見や家族信託などといった認知症対策を行っていなかった。全体では、31.3%の人が「故人は終活を行っていた」と回答したものの、故人が行っていた終活のトップは「遺言書作成」(11.5%)で、故人に行ってほしかった終活のトップは「物の整理・不用品処分」(23.1%)と、相続人側が求めるものと実際の終活には隔たりがあった。
![](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/06/6f4e04a8d4adad49260fd3ec48e398d5-e1717643734369.jpg)
![](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/06/78e1528cb935fd02861c49b0a7748f8d-e1717643822936.jpg)
また、自身の終活実施状況については、全体の20.4%が「終活を行っている」と回答。親の死による相続の経験者1065人に限ると42.5%と倍増した一方で、相続の経験がない人は15.9%と、3倍近い違いが出た。
![](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/06/3d5c5844d673c321c31a47a11e087723-e1717643924745.jpg)
![](https://d10tw3woq6mt3i.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/06/eadc480db69ceaf26d9f5d92a466d9ce-e1717644048725.jpg)