食はおいしさだけでなく、安全性も大いに気になる。情報が多いだけに、あれこれ迷ったり不安になったりもする。「食の安全に関する調査」(マイボイスコム・東京)によると、添加物や異物、毒物混入など、食の安全に不安を感じている人は半数を超えた。
6月1~7日にインターネット調査、9367人の回答結果。食の安全に不安を感じている人は52.4%。2015年調査以降減少傾向だったが、今回は2021年調査と比べて微増した。不安を感じているものは、「添加物」が64.2%、「輸入食品の安全性」、「残留農薬」が5割前後だ。「異物・毒物の混入」は31.4%で2021年調査より8%ほど増加している。
ここ2~3年の食の安全性に関する意識・行動は「賞味期限・消費期限を気にする」が5割強、「原産地を気にする」が4割、「国内産の食品を買うようにしている」が約35%。
不安を感じている食品・飲料を聞いたところ、「肉の加工品」が57.5%、「魚介類」「精肉類」が45~46%、「水産加工品」「野菜」が各4割弱だった。
食品購入時に、品質表示や説明書で注意して見ること(複数回答)は、「期限表示」が73.1%とトップ。次いで「原産国、生産地」が60.9%、「原材料」「製造年月日」が各40%台、「値段」「食品添加物の有無」が各30%台という結果だった。