まめ学

光熱費と食料品の打撃 教育費は減らせない

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 この物価高騰の影響は、もちろん世代を問わずに及んでいるが、子育て真っ最中の世代の大変さは想像に難くない。自分は我慢できても、子ども関連の費用は減らしたくないと誰もが思うからだ。ママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」(C Channel・東京)が3500人のママたちに物価高騰の影響についてアンケート調査したところ、98%が影響を受けているとしながらも、子どもにかけるお金は減らさない、という人が多かった。

 「ママタス」のインスタフォロワーに、2月2~3日に調査を実施。家計で最も打撃を受けているのは光熱費55.4%、食料品41.8%。2項目で97%超を占めた。エアコンをやめて石油ストーブを導入したり、お風呂の追いだき回数を減らしたりなど、節電を意識して昨年よりも電気の使用量を減らしているのに、高騰の勢いに勝てないことに絶望の声が多く上がった。また食料品についても、「卵の値段を見て買うのをやめました」「乳製品を買い控えるようになった」「油が高すぎて揚げ物率が減った」など、日々の献立や食卓に影響が出ている様子。

 子どもの習いごとも値上げが続いていて「結構つらい」という声があがる一方で、過半数(52.6%)は子どもの教育費や習いごとを減らさないと回答。「家計簿をつけてるのにお金が残らない」「粉ミルクやおむつ、買いに行くたび値段が上がっている」などの悲鳴の中で、子どもにはこの影響を波及させまいとがんばる親たちの姿が浮き彫りになっている。