想定していないことが突如起きると、その対応のために急な支出が発生することがしばしばあることだろう。少額なら簡単に対応しても、金額が大きいと必要なものであっても支出にちゅうちょしてしまうもの。ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、男女500人(女性314人、男性186人)を対象に「急な出費で困ったことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化した。調査対象は急な出費で困った経験がある人で、調査は昨年12月14日~20日に行った。
調査によると、急な出費で困ったこと1位は「家電の故障」(85人)だった。たとえば、エアコンの故障。今の季節なら寒さをしのげなくなり、夏だと熱中症のリスクが高まるなど、修理費がかさんでも直しておきたいところ。2位は「車の維持費(80人)」が続いたが、昨今の原油急騰に伴うガソリン代の上昇に泣かされた人が多いかもしれない。3位は「冠婚葬祭があった(65人)」だった。
他方、「急な出費への対処法」を聞いたところ、1位は「家族に借りた(33.8%)」だった。やはり、最後は身内が最も頼りになるということか。2位は「貯蓄を取り崩した(31.2%)」、同率の3位で「クレジットカードを使った(6.8%)」「カードローン・消費者金融で借りた(6.8%)」が並んだが、自力でどうにもならない場合、キャッシングなど外部で調達するのではなく、家族に頼る人が多いことがわかった。