コロナ禍でだいぶネットショッピングが増えたような気がするが、それでも衣類に関しては、日本は店頭購入を好む人が多いようだ。日本、中国、タイ、インド、アメリカ、ドイツの6カ国で実施した「グローバル生活実態・意識6カ国調査(2022年)」(クロス・マーケティング・東京)によると、アメリカやドイツでオンラインショッピングが多いのに比べ、日本は店頭で買うという人が多かった。
20~69歳の各国500人を対象に、昨年12月16~26日に洋服の購入チャネルや購入頻度、こだわりを持っているファッションアイテム、好きなコーディネートカラーなどを聞いた。購入先で一番多いのは、日本、中国、インドが「モール型ショッピングセンター」、タイが「百貨店・デパート」、アメリカ、ドイツは「WEBによるオンラインショップ」。特にドイツでは、オンラインショップという人の割合が53%と高い。
購入頻度はインドが最も高く、日本は最も低い。「半年に1回以下」という人が日本は62%、アメリカも59%と半数を超えた。ファッションアイテムへのこだわりでは、トップスとシューズ、という国が多いが、中国は「アウター」がトップ。また「時計」にこだわる人も中国、タイに多い。
好きなコーディネートカラーは、トップスでは各国とも黒と白が人気で、日本を除くアジア3カ国は白がトップ。ボトムスは、どこもコーディネートしやすい黒がトップだ。