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龍谷大、ユヌス博士に名誉学位授与 社会課題解決への貢献たたえる

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龍谷大 「名誉学位授与の様子」

 龍谷大(京都市)はこのほど、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士に同大名誉学位を授与した。授与後、ユヌス氏は同大学深草キャンパス(京都市)で講演し、貧困撲滅や女性の自立などに関する同大学生の質問に答えたり、同大付属平安中高生たちと交流したりした。

 ユヌス氏は2019年、龍谷大を訪れた際に「龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター」を設立し、社会課題を解決する「ソーシャルビジネス」に関する教育、研究、社会実装を展開。社会課題に取り組む龍谷大の学生たちの活動報告をオンラインで把握して学生に活動への助言を行うなど、社会課題の解決に向けた龍谷大の取り組みに協力してきた。龍谷大は、このような同大への貢献のほか、同氏がバングラデシュでの貧困撲滅や女性の自立を目指して創設した貧困層に少額融資を行う金融機関「グラミン銀行」の取り組みなどをたたえ、名誉学位を授与した、という。

 ユヌス博士に名誉学位を授与した入澤崇学長は、ユヌス博士とさらに連携し「創立400周年に向けた将来計画“龍谷大学基本構想400”で定める諸事業の推進、事業の社会実装への期待」を述べた、という。