まめ学

行動制限解除でお酒の飲み方はどうなった? 男女1000人に聞きました

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が解除され、完全に元通りとはいかないまでも、コロナ禍の時に比べてお酒の飲み方が変わった人が多いのではないか? そうした中、イータリー・アジア・パシフィック(東京)は、ネオマーケティング(東京)と共同で、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住の20歳以上の男女1000人を対象に「アフターコロナの飲食スタイル」をテーマにインターネットリサーチを実施(7月26日~27日)した。

 まず、現在の働き方について質問すると、62%の人がフル出社の状態で勤務していると回答。かなり、通常の通勤スタイルが戻ってきた感じがするが、その一方で38%の人はフルリモート、もしくは出社とリモート両方となっている。2019年のテレワーク導入企業が20.2%だったことから、コロナ禍によってほぼ2倍の人がテレワークをしている状況に変化した。

現在の働き方

 新型コロナウイルス感染症の流行前と比べ、プライベートの時間を作りやすくなったかという問いに対して、「とてもそう思う」「ややそう思う」と答えた人は合わせて42.8%に達するなど、リモートワークの割合が増えた理由もあるのか、プライベートの時間を作ることができる人が多くなったようだ。

コロナ前、コロナ禍と比べてプライベートの時間を作りやすくなったか

 

 そうなると、アルコールを飲む機会も増えたと推察できるが、そうした中で目立ったのは「自宅でアルコール類を飲む頻度が増えた」と答えた人が3割を超えた一方で「友人・知人を招いて楽しむ機会が減った」と回答した人が25%以上にのぼったこと。また、アルコール類を一緒に飲む相手については、「家族と」が46.1%でトップとなり、「同性の友人」(43.2%)、「1人で」(36.6%)と続く。飲む機会が減った人では「同性の友人と」(21.4%)、「職場の同僚と」(14.8%)といった答えが目を引いた。

コロナ禍前とコロナ後でアルコール類の機会の変化

 

 一方、「今後増やしたい人」を聞くと「同性の友人と」が27.1%とトップ。「家族と」(16.0%)「異性の友人と」(14.5%)なったが、コロナ禍で友人との飲食の機会が減った機会を取り戻したいという気持ちになる人が多いのかもしれない。ただ、「職場の上司と」(3.9%)「職場の部下と」(3.1%)「仕事の取引先と」(3.0%)などは極めて低く、職場の関係者との飲みは敬遠されるのがトレンドとなったようだ。

 アルコール類を一緒に飲む相手について

 

 今後増やしたい飲み方では、「少人数で会話を楽しむ程度に飲む」(14.9%)、「食事に合わせてお酒を飲む」(14.8%)が目立った。

今後増やしたいと思う飲み方